四柱推命

四柱推命「干合(かんごう)」と「妬合」をもう少し詳しく紹介!

こんにちは〜アラレです。

なんか最近このブログも、「四柱推命に詳しい人にむけた記事」が多くなってきているんですよね…

本当は「あんまり占いに詳しくない人」に読んで欲しい!と思い立ち上げたこのブログ…

 

でも、なんだかんだこのブログを見つけてくれる人って四柱推命をしてたり占いをしてる人が多くって、検索に引っかかるのはやっぱ四柱推命の記事なんですよね〜

 

…ということで、この記事は

こんな人に向けた記事です

  • 四柱推命を勉強している人
  • 干合について詳しく知りたい人
  • 干合についてある程度知っているけど、さらに深く知りたい人

この記事では「干合の成り立ちや考え方を解説」しています。

 

案外、四柱推命師って名乗っている人も「どのようにしてこのような考え方ができたか」までは知らない人が多いんじゃないかな。と思い、記事にしました。

 

干合ってそもそも何?

十干同士の組み合わせで「干合(かんごう)」と呼ばれるものがあります。

具体的には

  • 甲&己
  • 丙&辛
  • 丁&壬
  • 戊&癸
  • 乙&庚

の組み合わせのこと。

命式内にこの組み合わせの十干を持っていると、「干合している」と表現されます。

干合って、別名「夫婦有情の形」とも呼ばれているんですよね。

五行が異なる&相克の関係 の十干で成り立ちます

 

別名:夫婦有情の形と言われるのはなぜ?

なんで「夫婦有情の形」と言うのかと言うと、干支暦の構造を見てみるとわかります。

 

干支暦って、60干支の組み合わせで「循環暦」になっているんですが、これは

  • 5年で60の「月干支」が一巡
  • 5日で60の「時干支」が一巡

します。

 

ということは、例えば甲の年と、6年後の己の年には同一の月干支が回ってくることになります。(日と時干支の関係も一緒)

 

それぞれの十干(甲&己、丙&辛、丁&壬、戊&癸、乙&庚)が夫婦となったので、その子供として「月干支」が生まれた から、夫婦友情の形って言われるようになったんですねー

ちなみに、陽干が夫陰干が妻です。

妬合(とごう)

干合の一つ「妬合(とごう)」について解説します。

妬合とは、命式内にいくつかの干合が成立することを指します。

こちらの命式は、戊と癸で干合が成立します。

注目して欲しいポイントは、干合の組み合わせが1ペアではなく、戊が2つ、癸が1つから成り立っているところです。どちらの戊にも干合が成立していると言え、この状態のことを妬合と言います。

(うちの流派では、蔵干も含めて妬合を読みます)

 

漢字を見たらわかる通り、妬合(とごう)の「と」は嫉妬の妬ですよね。

命式内に妬合を持つ人は、人間に好かれる、モテる、人が寄ってくると言われています。

アラレ
アラレ
いわゆる「モテ相」です!

また、大運や年運で妬合が成立する人は、その時には特に不倫や三角関係に注意です

妬合は、男女関係だけではなく、人間関係全般に影響を及ぼします。

不倫や三角関係だけでなく、会社や友人間での嫉妬も含みますので鑑定の際には注意して読んでくださいね〜

 

干合したら五行が変わるの?(合化)

本とかを読んで少し勉強した人なら知っていると思うんですが、干合の作用の一つとして「合化」があります。

合化と言うのは、「干合した干支の五行が変化する作用」のことです。

  • 甲&己→土の五行に
  • 丙&辛→水の五行に
  • 丁&壬→木の五行に
  • 戊&癸→火の五行に
  • 乙&庚→金の五行に

 

干合すればいつでも合化するわけではなく、合化するのにもいくつか条件があります。

(ただ、この合化の条件は流派によって違うことが多いので、それぞれの流派のやり方に沿って見てみてくださいね〜)

 

流派によって違いが大きい部分なんだけど、うちの流派では、「日干が絡む&両隣の場合のみ」合化が成立します

例)日干が「甲」だとしたら、

干合:月柱か時柱に「己」がある時にのみ、土に合化します。

年柱に「己」があっても合化の対象にはならないし、五行変化はしません。

また、日干が絡まない干合(年柱と月柱など)に関しても五行変化は起きないとされます。

※ほかにも色々と小難しい条件があります〜🥺
この辺りは私の講座で詳しくお話ししています。

 

合化後の五行ってどうやって決まったの?

…ということを解説しますね。

 

例として<<甲&己の干合>>について解説しますね。

甲(夫)&己(妻)の年が、夫婦になって次の月支(子ども)が生まれた

甲子→乙丑→丙寅→丁卯→戊辰→己巳→庚午→辛未→壬申→癸酉

(1月から12月の干支です)

 

合化後は、辰と結びつく十干の五行に変化します。

 

この他の年でも同じで、辰月(5月)についている十干の五行に変化します。

 

「なんで月と結びつく十干が採用されるようになったか」は諸説あるのですがここでは、太陽神霊に基づく説を紹介します。

 

昔、「干合」とは太陽神霊同士の重なり合い(一体化)だと考えられていました。

で、この太陽神霊同士の一体化って、実際の世界ではありえないことですよね。

だから、十二支としても唯一実際には存在しない「辰(龍)」に乗る五行(十干)を太陽神霊の重なり合いである合化にふさわしい五行変化として捉えたようです。

※十二支の「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」で辰(龍)以外は実在する動物という意味です。

 

ということで、干合についてはここまでなんですが、いかがでしたでしょうか?

アラレ
アラレ
ちょっと頭こんがらがるよね〜。

でも、理解できちゃえばなんてことない。ちゃんと法則に沿ってできた物なんだってわかってもらえると思います。

 

干合後の意味

今まで干合は5種類あると言うことをお伝えしましたが、それぞれ意味が少し違うので簡単に紹介しますね。

①甲&己(信の合)
信義を重んじ義理堅い。

②乙&庚(義の合)
女性は美人が多い。男性は厳格。

③丙&辛(智の合)
智力に優れる。真面目

④丁&壬(仁の合)
自己抑制、他人への思いやりが強い

⑤戊&癸(礼の合)
礼儀正しい

 

天干同士の干合を「明合」
蔵干同士の干合を「暗合」
天干と蔵干の干合を「明暗合」と言います。

流派によって何を干合ととるかが異なりますが、私は基本「日干」が絡んだ干合しか重視しません

 

その他、四柱推命に興味がある人は

こんな記事を書いていますので、よければ見てってください〜

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ということで、今日はここまで!

 

アラレ

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