2025.06.08

用神とは？方向性がズレると努力が空回りする理由

alare

こんにちは。アラレです

四柱推命には、「この人はどんな方向に頑張ると、ちゃんと報われやすいか」っていうヒントが命式の中に隠れてます。

それが“用神（ようじん）”って考え方。

でも、この用神、けっこうややこしくて。
自分で調べようとすると、たぶん9割の人が間違えます。（私も最初そうでした）

でね。
用神の方向と、今あなたが頑張ってる方向がズレてたら…
そりゃしんどいし、結果も出にくくて当たり前なんですよ。

だから今回は、「そもそも用神って何なん？」ってところから、
なんで“方向性”がそんなに大事なんか、できるだけわかりやすく書いてみました◎

自分の力を正しい方向に使いたい人は、ぜひ読んでみてください。

Contents

用神って？
「頑張ってるのにしんどい」は、“方向のズレ”が原因かもしれない
「合ってる努力」と「ズレてる努力」の違いって？
- 合ってる努力の特徴
- ズレてる努力の特徴
「ラクに進む」ための“方向確認”をしよう
「用神って自分で出せるの？」と思ったあなたへ

用神って？

四柱推命の中で、“用神（ようじん）”っていうのは、
ざっくり言うと「この人の命式を整えるためのエネルギー」やねん。

たとえば──

冬生まれの人は、命式が冷えやすいから「火（あたためる力）」が必要だったり
夏生まれの人は、熱がこもるから「水（冷やす力）」でバランス取ったり

って感じで、「季節に合った五行のエネルギーを足すと、命式全体が整うよ」って考え方。

つまり、「この人はこういう方向に進むと、ラクに人生のバランスが取れるよ」っていう指針になるのが“用神”なんです。

注意

冬生まれだから、火が必要　うんぬんは、わかりやすいように例えただけで、実際は全然違うものが用神になってることもあるよ〜〜

これがまたちょっとややこしくて。
単純に「火が少ない＝火が用神！」ってわけでもない。

生まれた季節
五行の偏り
蔵干とのバランス
湿度、温度、乾き…etc.

いろんな要素を総合的に見て判断するから、正直なところ自己判断がめちゃくちゃ難しい。

私自身も、最初に自己流で読んでたときは
「火が少ないから、火が用神やろ〜♪」って思ってたけど、
後から師匠にバッサリ「いや、この人火いらんで」って言われて青ざめたことがある（笑）

でも逆に言えば、正しく用神を知ることで、努力の方向がグッとクリアになる。

自分がどんなエネルギーを使うとしっくりくるのか
今やってることはその方向に合ってるのか
もしズレてたら、どんなふうに変えればラクになるのか

そういう視点が持てるだけで、行動の“重たさ”がガラッと変わるのね

「頑張ってるのにしんどい」は、“方向のズレ”が原因かもしれない

がんばってるのに、なんかしんどい。
「やってるのに進まへん」「結果が出ない」「疲れるばっかり」…

そんなときって、“努力の量”じゃなくて、“向いてる方向”が違ってることが多いんよね。

四柱推命では、その“向かうべき方向”が用神として出てるんですが、
この用神と真逆のエネルギーで頑張ってる人が、めっちゃ多い！

よくあるズレ①：本当は“見せる側”なのに、ずっと裏方やってる

たとえば、命式の用神が「丙（太陽）」の人。
このタイプは、自分を外に出してナンボ／光を当ててなんぼの人。

でも、過去の経験やトラウマから
「目立つのは怖い」「人前に出るのは苦手」と思ってしまって、
ずっと裏方・サポート側に回ってる。

→これ、命式のエネルギーの“逆走”になってて、しんどくなるのも当然なんよね。

よくあるズレ②：本当は“コツコツ派”なのに、無理してバズろうとしてる

用神が「己（土）」や「乙（木）」の人は、じわじわ積み上げる・丁寧に育てるのが本来の強み。

でも今の時代、SNSでは「目立ってなんぼ」みたいな空気が強いやん？
そういうのに影響されて、「毎日バズらなきゃ！」って無理してやると…

→命式にない火や金のエネルギーを“借りて”やってるような感じになる。
しんどいし、長くは続かない。

よくあるズレ③：“学ぶ”が用神なのに、“行動力が足りない”と責めてしまう

用神が「壬（水）」や「癸（水）」の人って、情報を集める・感じ取る・じっくり考えるのが得意。

でも行動を焦ると、「私ってなんで動けないんやろ…」って責めてしまう。
でもそのインプット期間こそが大事な時期やったりするんです。

→無理に動くより、“学びの時間を意識して取る”ことで逆に結果が出やすくなる。

まとめ：ズレる＝ダメじゃないけど、しんどい

方向がズレてても「結果が出ない」わけじゃない。
でも、無駄にしんどいし、遠回りになる。

だから、まずは「自分の命式が、どっちの方向を求めてるのか？」
つまり“用神が示す方向性”を知っておくと、
がんばる前に整えておくべき土台がクリアになるってわけ。

「合ってる努力」と「ズレてる努力」の違いって？

じゃあ実際、用神と合ってる努力って、どういう感覚なんだろうね。

結論から言うと、しんどくても“納得できる”感じがあるのが、合ってる努力。
逆に、がんばってるのに手応えがない／モヤモヤする／続かないのは、ズレてる努力かもしれません。

合ってる努力の特徴

最初は少ししんどくても、「これは意味がある気がする」と思える
結果がすぐに出なくても、自然と続けられる
行動したあとに気持ちが整う、前に進めた感じがある

たとえば
「人前に出るのは勇気がいるけど、出たあとは“やってよかった”と思える」
「書くのに時間はかかるけど、書き終えたら頭が整理される」
そんなふうに、自分の命式が整っていく感覚があるのが、合ってる努力

ズレてる努力の特徴

表面的には「合ってそう」に見えるけど、なぜかしんどい
頑張ってるのに反応が薄い、続かない
モヤモヤや焦りが残って、「なんでこんなに頑張ってるのに…」と思ってしまう

たとえば
「無理して毎日SNS投稿してるけど、本当は全然楽しくない」
「自分の感覚を無視して、“正しそうなやり方”に従ってるだけ」
そういうときは、命式のバランスを整える方向（＝用神）とズレた努力をしてしまってるのかも。

用神（ようじん）って？？

用神（ようじん）は、四柱推命において「この人の命式を整えるために必要な五行・エネルギー」のこと。
でも、命式にもともと備わっていないこともあるし、ある場合もある。

大事なのは、「今の自分にとって、その方向に向かうことが必要かどうか」。
だから、“得意なこと”や“やりやすいこと”とは限らないんです。
むしろ、避けてきた方向・後回しにしてたことの中に、ヒントがあることも少なくありません。

「ラクに進む」ための“方向確認”をしよう

頑張ることが悪いわけじゃない。
でも、「命式が整う方向」に向かって力を使えたほうが、ムダに消耗せずに済むし、成果にもつながりやすい。

自分の努力が

しんどいだけで終わってないか
納得感を持って続けられているか

いま一度、方向を確認してみてください。

「用神って自分で出せるの？」と思ったあなたへ

ここまで読んで、
「なるほど、用神って大事なんや」
「じゃあ私の用神って何やろ？」
と思った方もいるかもしれません。

でもちょっと待ってください。

正直に言うと——
用神を自分で出すのは、かなり難しいです。

なぜなら、用神は「足し算・引き算」では決まらないから

たとえば、ネットでよく見るのがこんな考え方👇

「冬生まれ＝火が足りない＝用神は火！」
「五行のバランスが悪いから、欠けてるやつが用神！」

一見それっぽく見えるんですが…
それだけでは本当の意味での“調整”はできないんです。

実際に用神を出すには、

生まれた季節（寒暖・湿度）
日干の強弱
天干と地支の関係
通変星の偏り
大運との兼ね合い　…など

命式の全体を総合的に判断する必要があります。
そして、何よりも「その人がどんな方向に向かうと整うか？」を鑑定者自身が読み解く力が求められます。

なぜ“間違った用神”が危険なのか？

用神って、人生のコンパスみたいなものです。
それを見誤ると——

本来向かなくていい方向に、がんばり続けてしまう
命式を整えるつもりが、むしろ崩してしまう
「私はこの方向でいいんだ」と思い込んで、余計に遠回りになる

だから私は、
用神こそ「プロに聞いてほしい」と思っているポイントなんです。

絶対に私に聞いて欲しいっていうわけじゃなくて。。

用神はとても繊細な判断が必要なので、信頼できる占い師さんに見てもらうのがおすすめです。
「この人なら」と思える方に出会えたら、その方に相談してみてください。

占い師にもいろんなタイプがいて、
たとえば「まずは共感してほしい」という方は、しっかり寄り添ってくれる人のところへ行くのがいいし
私はどちらかというと、共感だけで終わらせずに「じゃあどうする？」まで一緒に考えるタイプなので、行動の後押しがほしい人には合うのですが、とにかく今は疲れてるから共感してほしい！みたいな人とはマッチしないかも