四柱推命を自分で見る時(もちろん占い師に観てもらう時ですが)には「命式(めいしき)」というものが必要です。
本当は、万年暦という分厚い辞書みたいな本を使って命式を作るんだけど、今日は簡単に命式を作る方法をお伝えしちゃいます!
命式とは?
生年月日を西暦から干支暦というものに変換したもののことです。
カンタンに言うと、生年月日を占い用に変換するイメージです。
干支暦で生年月日を表す時は、漢字8字で表します。
もともとは漢字八字だけを見て占っていたので、本場中国では四柱推命のことを「八字」(パーツー)と呼びます。
今回のゴールは、年柱、月柱、日柱、時柱 を出せるようになることです。
▼こういうもの。
今回、蔵干は出しません。
余力があれば、蔵干分率表(流派によって全く違うものを使っていることが多いからあんまり出したくない)か、他の方法で出せるか考えて追記します。
2000年3月10日15:00生まれの人の命式は
- 年柱:庚辰(かのえたつ)
- 月柱:己卯(つちのとう)
- 日柱:丁卯(ひのとう)
- 時柱:戊申(つちのえさる)
となります。
この命式であれば一番注目すべきは日主の「丁(ひのと)」
これが、西洋占星術でいう太陽星座の部分にあたります。
あなたとは?というのを端的に表している部分です。
この日主のようなイメージになりたくて頑張っているというイメージをもっていただければと思います。
日主(にっしゅ)=日干(にっかん)です。
表現方法が違うだけで同じものを指してます。
命式の出し方
- 生まれた年から年柱の干支を出す
- 生まれた月から月柱の干支を出す
- 生まれた日から日柱の干支を出す
- 生まれた時間から時柱の干支を出す
カンタンに書くとこういうことなんですが、少し複雑なので順番に見ていきましょう。
1.年柱を出す
生まれた年から、年柱の干支を見つけてください。
例えば、2000年生まれの人は「庚辰」ですね。
ここで注意してほしいのが、1月生まれの人!
1月生まれの人(2/4までに生まれた人)は、一つ前の年を見てください。
例1)1990/2/2生まれの人→己巳
例2)1985/1/10生まれの人→甲子
こういうことになります。
四柱推命で使う干支では、1月(厳密にいうと立春まで)が1つ前の年に入っています。
干支暦は立春からが次の年という考え方をするんだ~
厳密に言うと立春は2/3-2/5頃で毎年変わるんだけど、大体2/5から始まるって思ってもらってたらOK
2.月柱を出す
※干支暦では、立春をその年の始まりとしているのでこの表も2月から始まっています。
- 年干を確認
- 年干と、誕生日の交点があなたの「月柱」
年干とは?
先ほど出した年柱の1つ目の文字のことです。例えば、「庚午」だったら「庚」が年干です。
例)2000/3/10 15:00生まれの人
年柱:庚辰
年干:「庚」
月干支早見表の「乙・庚 年」の行を見る
誕生日の列との交点「己卯」が月柱となる。
3.日柱を出す
ちょっと計算が必要になります~
- 下の日干支早見表から、誕生日と生まれ年の交点にある数字を確認
- ①の数字に産まれ日を足す(60を超えた場合、60を引く)
- 干支表の中から②で出した数字の干支を出す(これが日柱)
▼日干支早見表
例)2000/3/10 15:00生まれの人
日干支早見表から、2000年と3月の交点を見る→「54」
54に10を足す。
54+10=64(60を超えたので、60を引く)
→干支表の4を見る
丁卯が日柱
4.時柱を出す
- 時干支早見表の日干の行を見る
- ①と生まれた時間の交点があなたの「時柱」です。
▼時干支早見表
例)2000/3/10 15:00生まれの人
日干支が「丁卯」(日柱で出した干支)
日干は「丁」
「丁・壬 日」の行と15:00の交点を見る
→戊申
→これがこの人の時柱となる
注意点としては、23時以降に生まれている人は、次の日の干支を採用するということです。
これは、1日の始まりである子の刻が23:00から始まっているから です。
豆知識:干支暦は西暦の1日から始まらないのはなぜ?
四柱推命で使っている干支暦は、「節気」というもので区切られています。
- 1月「小寒」(しょうかん)
- 2月「立春」(りっしゅん)
- 3月「啓蟄」(けいちつ)
- 4月「清明」(せいめい)
- 5月「立夏」(りつか)
- 6月「芒種」(ぼうしゅ)
- 7月「小暑」(しょうしょ)
- 8月「立秋」(りっしゅう)
- 9月「白露」(はくろ)
- 10月「寒露」(かんろ)
- 11月「立冬」(りっとう)
- 12月「大雪」(たいせつ)
例えば、1月生まれでも、1/4のように節入り前に生まれていれば「12月」の干支を見ることになります。そして、節入り後の1/5生まれであれば、1月の干支を見ます。
生まれた場所によって時干支を調整する?
生まれた場所によっては標準時に対して時間を調整する必要があるんですね〜
時柱は四柱推命でそこまで重視されないから、セルフ鑑定する時には大体でいいと思うのですが、時間修正の方法も記事にしていますのでご確認を〜
少し難解な部分もありますので、わからない人は「四柱推命 命式」等でググれば無料で命式が作成できるサイトがいくつもヒットします。
いろんな流派があって、流派ごとに命式が少しづつ異なります。
一番いいのは占ってくれる占い師に命式を聞いちゃうことですー
詳細気になる人は、是非アラレ堂の鑑定にもお申し込みください
https://alaremesso.com/session-menu/
今日はここまで
アラレでした