こんにちは。占い師のアラレです。
四柱推命には、「通変星」というものがあって、それを見て占うのってわかりやすくて簡単なんですよね。
でも!本当にその占い方法でいいの!?というのを言いたくて今日は記事を書きます。
通変星って?
通変星って言うのは
この部分のことなんですが、通変星占いでは
吉:正財・正官・印綬・食神
凶:刧財・偏官・偏財・傷官・偏印
(比肩は流派により吉凶が分かれる)
って言うふうにパキッと吉凶を決めてしまうんですね〜
だから巷では
とか言う占いが散見されます。
通変星はわかりやすい!
難解と言われている四柱推命ですが、通変星を見て占うのはすごくわかりやすくて簡単なんです。
私も使う時もありますし、通変星占いが必ずしも間違っている!という訳ではないんです。
簡単だし、わかりやすいから通変星で占うのもいいのですが、それだとなんかめっちゃざっくりした占い結果になっちゃうんですよね…
この記事でも通変星について書いています
通変星占いの何が間違ってるのさ!
だって、正官って言っても
甲の人から見た正官(辛)と、壬から見た正官(己)とは微妙にニュアンスが違うからですね〜
甲から見た正官は辛です。枝払いをしてくれる星
これも壬に置き換えると
水を汚す土になるんですね〜
また、甲(樹木)は甲でも、どんな大きさの甲(樹木)かによってもこの辛(刃物)の動きは異なってきます。
あと、辛の大きさも鑑みないとだし…
大樹に対して辛は力不足で枝払いできないし、(必要なのは「庚」ですよね)
まだ芽が生えたばかりの小さな苗木にとっては辛の刃物は自分の生命を脅かす存在にもなります。
一概に正官=出世の星 とか 男の星 とかって決めちゃうのってなーんか違うんですよ
じゃあ、どう読むの?
他の四柱も鑑みて日干(自分)にとってその正官が必要かどうかを読まずに、正官=真面目で吉星!と決めつけるのはなんだかしっくりこないんですね〜
四柱推命って突き詰めれば自分にとって心地よい環境がきた時=開運期と読みます。
日干が「甲」で「辛」が4個とかあったらどうですか?
木の周りに刃物が4つもあったら怖いですよね。
逆に、制するものが命式に一つもない「甲」に「辛」が回ってきたらどうですか?
自分を律することができる年とか、乗り越えなきゃいけない(けど、乗り越えられそうな)試練が回ってくる年とか、推命できますよね。
それなのに、年運で正官が回ってきたとき=結婚期。出世する時 と一概に決めつけるのもなんかちがうんですよね。
だから、通変星については参考程度に見て、あまり気にしないのがいいですよ〜
ちょっと四柱推命をかじった人は正官=出世の星とか食神=一生食べ物に困らない良い星 のように信じてる人もいますがそのあたりは正直、四柱のバランスを見て推命しないとわからない部分も多いんです。
ということで!
今日はここまで
アラレ