こんにちは。アラレです。
四柱推命では、空亡、よく知られているコトバでは大殺界…
なんだかおどろおどろしい名前ですよね。
今日は、怖ーいイメージの
- 大殺界とか空亡って何?
- で?何が起きるの?
- 自分で時期の確認はできるの?
ということを解説しましょう!
大殺界と空亡の違いってあるの?
大殺界と言うコトバはある有名な占い師(細○○子)さんが作り出した造語です。
「なにか、恐ろしいことが起きちゃうんじゃないか…」
という印象を与えるのにちょうど良いネーミングセンスで作りあげられた「大殺界」と言う言葉は、見事に人々を怖がらせることに成功しています。
この、大殺界というのは四柱推命でいう「空亡(くうぼう)」を言い換えたものです。
空亡もさ、「むなしく亡びる」って書くしなんだか怖ーいイメージですよね〜
でも実は空亡とか大殺界って一概に「ダメなもの」と決めつけるものではないんですよね。
大殺界・空亡の出し方を知ろう
この、大殺界・空亡理論をお話するということはあなたも四柱推命の扉を開けたということ。
これを正しく理解するためには、私のブログでもよく登場する「干支暦」の構造を知る必要があります〜
ということでお勉強スタート!
干支暦とは?
今、みんな西暦を使って生きてますよね。
日本人は、明治時代くらいまで西暦を使っていませんでした。
代わりに使っていたのが…そう!「干支暦」です。
案外、日本人が使う「西暦」の歴史は短くて、私たちの先祖に親しまれてきたのは「干支暦」でした。
つまり、
みたいな会話や、またある時は
みたいな会話をしていたワケです。
【豆知識:丑の刻参りの語源】
丑の刻参りっていう言葉は有名ですよね。
丑の時間っていうのは夜中の1:00〜3:00を表しています。
「そんな夜中(丑の刻)にお参りして人に呪いをかける」のが丑の刻参りの語源です。
昔の人は年月日+時間を、十二支を使って表していました。
十二支だけで年月日全て表す。となると少し心許ないですよね
だって、12日前も午の日だし、12日後も午の日だと、なんだか区別がつかない…
ということで、十干(じゅっかん)というものが登場します。
十干とは、甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸のこと。
※十干が分からない人はこの記事を読んでいってちょーだい!
https://alaremesso.com/shichusuimei-basic/
この、十干と十二支の組み合わせで暦(カレンダー)が出来ていたのです。
干支暦、具体的にいうと?
こういうこと!
わかります?
十干と十二支で構成されているきのえね、きのとうし…というような聴き慣れない言葉が羅列されていますよね。
でも、この言葉って私たちの生活に全く影響していないか。というとそうではなく、
甲子(きのえね)の年にできたから甲子園は「甲子園」と名付けられたり、戊辰の年に勃発したから戊辰戦争は戊辰戦争と呼ばれるようになりました。
今は、年の話をしていますが、年・月・日と同じように考えられます。
暦の始まりは、「甲子」の年の、「甲子」の月の「甲子」の日の「甲子」の刻と言われています。
暦の始まりについては諸説ありまして、甲子で始まったのではないとされることも多々あります。
このあたりは四柱推命を簡単に理解するという目的であればあまり必要ない歴史の部分なので割愛させていただきます。
いつか記事にできれば…!(多分しない)
【大切!】大殺界・空亡の正体ってこれ??
そう、十干と十二支の組み合わせで出来てるってことは、十二支2つ余るじゃん!というのが大殺界・空亡の正体なんです。
大切な所なので同じ図をもう一度出します。
もう一枚説明資料昔作ったやつ…
※この画像、ちょっと間違ってて、「甲子〜壬酉」ではなく、「甲子〜癸酉」が正しいです。
甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉の日に生まれた人は、十二支の戌と亥が余りますよね。
だから甲子、乙丑、丙寅…癸酉の日に生まれた人は「戌亥」が空亡ということになるんです。
空亡の年って言うと、戌(いぬ)年、亥(いのしし)年が空亡です。
(戌と亥の月、日、時間も空亡ですが、そこまで重視しません)
命式四柱に空亡があったら?
あと、甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉の日に生まれた人が、命式に「戌」「亥」を持っていると、その柱は空亡をくらっていると言います。
空亡をくらっている柱は、なかなかその力を発揮することができません。
まあでも、悪いことばっかりではなく、命式に空亡があったら、大運・年運で空亡の年が来てもあまり影響がありません。
なぜかというと、生まれた時から空亡をくらっている人に空亡が回ってきても、なんともないからということ。(それがデフォルトなので)
なんで空亡を「怖いもの」と捉えるの?
それは、細○さんという占い師さんが、怖いものとして世間に広めちゃったからっていうのが一番大きいと思います。
あんな影響力のある占い師になってみたいなあーと思いますがなかなかあんな占い師は出てこないですねーすごいなあ…。
でも、一概に絶対に悪いって言えるものでもなく、何かをはじめる時に困難が多いですよ。とか、その柱の意味が弱まりますよ。という意味で捉えるのが正しい向き合い方です。
だから、我が儘の度が強すぎる人とか、命式に同じ星が多すぎる時にその星が空亡をくらうのは、むしろ良いことの方が多かったり。
自分がいつ空亡なのか知りたい!
そうですよねー
まあ、そんな気にすることないとは思いつつも、やっぱり気になりますよねー
簡単に調べられる表をつけますね。
例えば、日中が1〜10の人は「戌亥」空亡です。戌と亥の地支が回ってくる時が空亡と言うこと。
例1)日柱が「1:甲子」→戌亥空亡
例2)日柱が「30:癸巳」→午未空亡
例3)日柱が「55:戊午」→子丑空亡
こういうことになります。
結論:大人しくしとくのが吉だけど…
空亡の年は大人しくしておくのが吉ですが、いろんな作用もあって、空亡が解けちゃってる人ってのも結構います。
あと、今年しかチャンスがないのに「空亡だから…」って挑戦しないのもオススメしません。
いつでも良いことなら、良い運気が来るのを待てばいいけど、例えば芸能人を目指している人が「空亡」を気にしてたら自分の旬を見逃してしまうことになります。
スポーツ選手も然り…
大切なのは「いま、自分は空亡の時期で、こういうことに気をつけなきゃいけないんだな」ということを知って行動するということ。
つまずくかもしれないと思ってこけた時って、大怪我にならないけど、
つまずくはずがないと思ってこけた時って思わぬ大怪我したりしますよね。
それと一緒です
他にも、空亡の過ごし方について書いた記事がありますのでよろしければこちらも参考になさってください〜
ということで!今日はここまで
アラレ