こんにちは〜アラレです。
私が四柱推命を習おう!と決めた時、四柱推命の流派について、色々悩みました。
でも結局よくわからなかったから、師匠の性格とかキャラで適当に決めちゃいました。
私は最初、そもそも流派があることも知らなかったし、さらに「流派によって中身が全然違うから、初めて習う師匠はちゃんと選んだ方がいい」ってことも、習い始めてから知りました。
今日は、これから四柱推命を習おうと思っている人に向けて、流派について私が知っていることを書いていこうと思います。
▼こんな人に向けての記事です
- 四柱推命の流派による違いが気になる人
- 四柱推命を習いたいけど、よくわからない人
四柱推命になんとなく興味はあるけど、色々な流派についてよくわからない!って人に向けて書いてます。
※ただ、結構専門用語が多いので、過去記事で説明しているものはできるだけリンクを貼っておいたので興味がある人は過去記事もどうぞ!
流派が違うとここが違う!
- 蔵干の出し方
- 用神の出し方
- 命式
四柱推命では、蔵干と言って十二支に内蔵(内包?)される十干を出すんですがその蔵干の出し方が多岐に渡っています。
月支から出された蔵干から導き出された通変星を「月支元命」と呼び、その人の性格を表すとされているのですが、その月支元命の出し方が流派によって違うんですよね〜
ってなもんですよね〜
蔵干ってなんだ?
蔵干って?
この命式で言うと、「丙」「丙」「甲」「丙」って書いている部分です。
蔵干って言うのは簡単に言うと、十二支に内包されている十干のことです。
※十干(じゅっかん)がわからない人はこの記事をどうぞ!
日干についての記事ですが、簡単にいうと同じもので、とりあえず十干です〜
私は昔、「十二支はそれぞれ2〜3つの十干を内包している」って書いたんですが、これも流派によって違っていて、「十二支はそれぞれ1〜3の十干を内包している」とする流派もあります。
例えば、午の蔵干についても
- 私の流派:「丙」「己」「丁」
- 他の流派:「丁」のみ
こーんなことが往々にしてあります。
なんで蔵干の出し方が流派によって違うの?
元々の推命学書の記述で「蔵干」の考え方が微妙に異なっていたからのようです。
権威ある推命学書って色々あるのですが
- 玉井奥訣
- 三命通会
- 淵海子平
この中にある蔵干の分率も、全部少しずつ異なるんですよね。
日本でよく使われているのは「淵海子平(えんかいしへい)」の蔵干分率です。
で、その2つの蔵干分率表のどちらを使っているかでも、蔵干の出し方は違ってきます。
厳密にいうと、淵海子平の蔵干分率の考えが2つあるのではなく
淵海子平の考え方では本当は「月支の蔵干」の分率と、「その他の地支の蔵干」の分率が異なっているのにその点はあまり知られておらず、どちらか一つを採用されていることが多い
ということです。
用神ってなんだ?
次に、用神について。
そもそも用神ってなに?って感じなんですが
「少しでも幸運な人生を歩むために、あなた(の命式)が必要とする神さま」のことです。
でも、簡単にいうとまあ、そういうことです。
アラレの語彙力のなさについては置いておいて!
四柱推命では、「五行バランスが整っていること」もしくは「一点集中していること」が良しとされています。
なので、
- 五行バランスを整えるのに必要なもの
- あなたが従うべきもの
のどちらかがあなたの用神になります。
②は、「命式で一点集中しているものがあれば無理に抗わずに、その五行に流されるように生きれば楽だよ」ということです。そしてそれがあなたの用神になります。
用神の決め方がいろいろある
で、流派によってその用神の決め方がいろいろあるんですよ〜
私が知っているものだけで
- 調候(ちょうこう)用神法
- 扶抑(ふよく)用神法
- 病薬(びょうやく)用神法
- 専旺(せんおう)用神法
- 通関(つうかん)用神法
と、いろいろあるんですね。
どの方法を使うかで、出てくる用神がちがうんですよ。
私も、いろんな用神法についてそんなに詳しくないので簡単にですがちょっと説明するとこうなります
調候(ちょうこう)用神法
これは、命式五行の四季を整える考え方です。
日干にとって居心地の良い環境を整えてあげるイメージです。
私も勉強してから知ったのですが、この用神法を使っていると四柱推命の基本的な考え方である「格局」を出す必要がないんですね〜
だから、私も初めて独自に研究を始めた時に書籍で「格局」について目にした時ハテナがめっちゃいっぱい浮かんできました。
そんなくらい特殊な用神法です。
扶抑(ふよく)用神法
命式の中で弱すぎるものを扶け(助けるという意味ね)、強すぎるものを抑える。という考え方
病薬(びょうやく)用神法
「格局」のキズ(病)となる十干を取り除く考え方
専旺(せんおう)用神法
「格局」が「特殊格局」という一つの五行に突出している場合にのみ使われる用神法です。
突出した五行を持っている人はそれにしたがって生きよう!という考え方です。
もしくは、日干が強いのであれば「我が道を行く」のが吉という考え方。
通関(つうかん)用神法
これ、私もよくわからないんですが、扶抑用神と同じような考え方みたいです。
じゃあどの用神法がいいのよ!?
となるんですが、もはやそれぞれの考え方で決めるしかないんですよね。
私は調候用神法で習ったので、結構季節の話をすると思うんですが、やっぱり格局も無視できないなあ〜と思ってます。
なぜなら、格局で出した自分の性格がめっちゃ当たってたから。
回答にはならないのですが、とりあえず全部知って、自分で良いものを決めるのが一番いいんじゃないかな…と思うんです。
知らないと取捨選択できないもんね。
(ただ、初めて四柱推命を習うよって人はスタンダードな「扶抑用神法」を使ってる流派がいいなと今は思います。)
でも、私も一人の師匠について教えてもらっただけで、その他の知識は書物などから仕入れた物なので、どの流派がどういう解釈をしているのかっていうのは正直わかりません。
あ、あと流派が違うと命式まで変わっちゃうことがあるんですよね。
命式も違うの?
命式が異なる理由で、私が知っているのは
- 蔵干の出し方が違う(だから、元命も異なる)
- 夜11時以降の生まれ日をどう考えるか
の違いです。
①は前述の通りで、蔵干の出し方が違うとその人の性格を表すとされている部分が、流派によって異なってしまうんですね〜
「あれ?こっちでは傷官って言われたのに、こっちでは食神って言われた。」みたいな
傷官:反骨心旺盛。反抗期の子供のイメージ
食神:無邪気。天真爛漫な子供のイメージ
傷官も、食神も共通して子供みたいな人ではありますが、その内容は全く異なるんですよね〜
あと、23時以降の生まれを翌日と考えるか、その日と考えるかも流派によって異なります。
と言うのも、1日の始まりは子の刻からなのですが、子の刻は23時〜1時だからです。
で、どの流派がいいのよ!?
…とまあ、ここまで長ーく解説してきましたが、どの流派も間違いとか、正解とかないんですよ。命式も異なることもあるけど、これが正解!と言うものもありません。
前述した通り、いろんな考え方を元に各流派の先生が研究をしています。
流派が同じでも、占い師によって違う答えをだすこともあります。
これは、四柱推命だけじゃなくてタロットでも同じこと。
同じカードをみても解釈が違うことも多いんですね。
だから、占い師を決める時は「流派」で決めるのではなく、その先生が日頃発信している情報や内容を見極めて、ピン!とくる人を選ぶのが一番いいです。
ということで。今日はここまで!
アラレ