こんにちは。占い師のアラレです。
よく、
というような会話しません?
…しないか。笑
まあでも、この記事を読んでいる人は大殺界怖いなあーって少しは思っている人なんじゃないでしょうか。
私個人的に大殺界って特にそんな気にすることないって思っています。
なんで気にする必要ないかってことから順を追ってお話しますので、ちょっと読んでいって下さい。
そもそも、大殺界ってなに?
大殺界って、某有名占い師さんが作り出した造語なんですが、四柱推命でいうところの「空亡」という期間を指しています。天中殺(てんちゅうさつ)とも言います。
四柱推命:空亡
算命学:天中殺
某有名占い師:大殺界
全部同じ物を意味しています。
私は、四柱推命に詳しいので、「空亡」と呼ぶことが多いです。
空亡は、空しく(むなしく)亡びる(ほろびる)という字をかきます。
空亡(くうぼう)と読みます。
空亡っておどろおどろしい漢字を当てるんですが、説明するとなんてことはなく、暦上、余っちゃった十二支があって、それを空亡って呼んでいるだけなんですね。
まず、四柱推命って昔の暦(こよみ)で、干支歴っていうものを使うんですが、干支歴って、十干と十二支の組み合わせでできているんです。
▼十干
- 甲(きのえ)
- 乙(きのと)
- 丙(ひのえ)
- 丁(ひのと)
- 戊(つちのえ)
- 己(つちのと)
- 庚(かのえ)
- 辛(かのと)
- 壬(みずのえ)
- 癸(みずのと)
▼十二支
(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)の12個
この、十干と十二支がどうやって暦を作っていたかと言うと

わかりますかね…?
天干を甲〜癸まで10個入れて、地支(十二支)を子〜亥までいれたら、十二支の方が数が多いから2つ、余りますよね。
それが空亡です。
例えば、日柱の干支が第一旬(上の表参照:甲子、乙丑、丙虎、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉)の人の空亡は戌亥になります。
第1旬で見ると、十二支の「戌」と「亥」が余っているので、戌と亥が空しく亡びているんですね。
日柱干支が第1旬の人はみんな、戌と亥の年に大殺界(空亡)がくるんですね〜
恐ろしい!?大殺界(空亡)
もともと空亡は、一つのサイクルの間(はざま)を表しています。不安定になっちゃう時期と言うことです。
- 結婚しちゃいけない
- この時期に見つけた恋人はダメ
- 引越ししてはいけない
- 転職しちゃいけない
- 開業なんてもっての他
- 出産もだめ
こんな感じでダメダメ尽くしの年なんですね〜。
なんでかと言うと、この期間は一つのサイクルが終わって新しいサイクルが始まるまでの休息期間だからです。
不安定で焦りやすい時期と言うことを忘れて、なにか新しいことをはじめると凶作用にやられてしまいます。
休息期間(大殺界・空亡)には、今までの自分を振り返り、自分の気持ちや心の中を整理し、どのような未来を過ごしたいかを考える期間にするのが良い過ごし方だと言えます。
ただ、そんなに恐ろしい物でもない
そうなんです。これで言うと全員が12年に2年間、1年に2ヶ月、12日に2日は大殺界なんです。
2年間大殺界(空亡)だからと言って、結婚も出産も引越しも転職もしてはいけない!と言われても難しいですよね。
だから、そんな時は「今自分は不安定なんだな。焦りやすい時期なんだな」と自覚しておくことが大切です。また、イレギュラーなことが起きても大きく構えていられるよう、準備しておくことも必要です。
こうして準備・自分のサイクルを知っておけば大殺界=怖い は、当たりません!
ただし、この時だけは注意して
大殺界だから、2年間ずっと何も動かずに暮らすって難しいですよね。
でも、大殺界の年、月、日の3つが重なるときは、流石に自分で積極的に何かを決めるのは避けるのが無難です。流れに身を任せることも必要な時もあります。
とは言っても、こちらから積極的に動かなくても、会社でプロジェクトを任された、入学がある…という、人生のターニングポイントと重なる時もあるでしょう。
こういう時、わざわざ「大殺界・空亡」だからといってチャンスを棒にふるのは絶対にNG。自分で決めてわざわざ動くのがNGと言うだけで、やってきたチャンスをみすみす逃す必要は全くないのでその点は間違えないようにしましょ。

この記事にも買いたんですが、基本的に何かを始めたらいけない年なんて言うものはありません。
言うなればチャンスが回ってきたら厳しい星周りでもやった方がいいです。
占い師がこんなこと言うのもなんだけど、
「占いではダメって言われたけど、今しかやれないんだからやる!」くらいの気持ちでやってかないと後で後悔しちゃいます。
ただ、占いで運勢を見るのが全く意味ないかっていうとそんなこともなく、「厳しい運勢の時なので〇〇に気をつけないといけないですよ」って言うことを参考にして対策を練ってほしいんですよね。
みなさんには、占いに振り回される人生ではなく、占いを活用してもらいたいもんです。
と、今日はここまで!
アラレでした。